<遊ぶように学ぶ>をコンセプトに グループワークで創作と合評を行う「文芸創作論Ⅲ・Ⅳ」

写真はイメージです。 現在は主にオンラインで行っています。

「文芸創作論Ⅲ・Ⅳ」では<遊ぶように学ぶ>をコンセプトに、グループワークを中心とした活気ある授業を行っています。

プレゼンや話し合い、投票などをとおして課題を自分たちで設定し、ルールにもとづいて執筆をします。書いたものは必ず全員で読み、お互いに感想を文章にして送り合います。感想が励みになるというのが一番大切なポイントですが、単に読むだけではなく、書くことで自分がその作品に対して何を思ったのか、どう感じたのかを明確にするねらいもあります。感想をもらう側も自分の作品が読者にどのように読まれているのか、客観的に把握することができます。

これらの手順を経て、作品に対する自分なりの意見をまとめてから、実際に顔を合わせて合評をします。全員で話すのは難しいので、合評はグループごとに行い、終わってから話し合いの内容をみんなで共有しています。

合評は主に作品の良いところについて話し合いをしようというのがルールです。なるべく具体的にどこがどんなふうに良かったのかを話していき、他者の意見を聞いているうちに、自分一人では到達しえなかった作品の深みが見えてきます。

文章を書くということは孤独な営みです。自分の中にある思いを言葉にするのは、時に苦しく、つらいものです。だからこそ、この授業では互いに交流し、励まし合って創作と向き合っています。

文芸学科
上坪 裕介
OTHER TAGS