脚本家・吉田恵里香さん(日本大学芸術学部文芸学科卒)による、よるドラ『恋せぬふたり』(2022年1月10日~3月21日/NHK総合)が第40回(2021年度)向田邦子賞を受賞しました。
『恋せぬふたり』は、人を好きになったことがない、なぜキスをするのかわからない、恋愛もセックスも分からずとまどってきた女性が、恋愛もセックスもしたくない男性と出会い、「恋人」や「夫婦」や「家族」といった既存の言葉でくくることのできない同居生活を始める物語です。
受賞スピーチで吉田さんは、「このドラマを通じて、アロマンティック・アセクシュアルを認知していただけたことがうれしく、テレビドラマって、まだまだやるじゃん!と思っております。その一方で、性的マイノリティをネタとして消費してしまうことの危険性も同時に感じており、今後もアロマンティック・アセクシュアルに限らず、正しい知識で、生きづらさ、生きにくさを感じている方に希望を与えられる、背中や肩にポンと手をおける作品を目指していきたいと思いますし、もっとそういう作品が増えていけばいいな、と思います。私もベストを尽くします」と今後の展望を語りました。
『恋せぬふたり』NHKよるドラ公式サイト
https://www.nhk.jp/p/ts/VWNP71QQPV/
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