―当時を振り返り,日本大学芸術学部へ入学された動機など,教えてください。
漠然とマスコミ関係に行きたいと思っていたところ、たまたま知り合いに卒業生がいたため、日芸祭に行き衝撃を受けて受験しました。設備なども最新で、ここで実践的に勉強したいと思ったのを覚えています。
―学生時代はどのようなことを専門に学ばれていましたか。また,学生時代はどのようなことに打ち込まれていましたか。
テレビの現場における映像技術を中心に勉強していました。映像技術の実習では実際に機材を使用して番組収録を行い、撮影だけでなく編集して仕上げるところまで実践的に行いました。学生時代は将来の目標が決まっていたため、就職後の即戦力に繋がるよう心がけて授業を受けていました。
―学生時代に印象に残っている授業科目や課外活動などはございましたか。
映像技術の実習が特に記憶に残っています。実際に現場で活躍している先生もいらしたのでリアルなお話を聞けたこともよかったです。映像技術実習の授業ではロケ、スタジオ番組をどちらも勉強でき、3年生の時はドラマ撮影合宿にみんなでいったことが記憶に残っています。
―日藝に入る前のイメージと,入学後,卒業後のイメージにギャップはありましたか。
特にありません。
―学生時代に抱いていた「こうなりたい,こんなことをしたい」という「夢」について教えてください。
テレビのカメラマンになりたいと思っていました。特に歌番組に携わる仕事をしたいという思いがありました。
―現在のお仕事に就かれた理由や動機などを教えてください。
幼いころから大好きだったカメラを生かして私のセンスや感覚を画に込めて表現したい、見た人を感動させる仕事がしたいという想いがありました。日藝で実践的に学んでさらにその思いが強くなり、映像技術業界の就職活動に励みました。
―現在のお仕事の内容ややりがい,こんな形で社会とつながっている,といった紹介をお願いします。
現在、ありがたいことに夢がかなって音楽番組を担当させていただいていますが、自分で撮影した映像を見たファンの方々がSNSなどで喜んでいただいている反応を目にするとうれしいです。
―現在のお仕事で「日藝」時代の学びや経験から得られた能力などがあれば教えてください。
カメラの扱い方などの直接的な技術はもちろん、学生時代に培ったコミュニケーションや、チームワークが現在の仕事では必要不可欠だと思っています。
―現在のお仕事を進める中で日藝を出て,良かったと感じるエピソードなど,ございましたら紹介ください。
映像の現場にいると、日藝出身者によく出会います。初めて一緒に仕事をする方でも母校が同じという共通点から身近に感じ、仕事がしやすいということが何度もありました。また上司にも日藝出身の方がたくさんいるので縦の繋がりも感じることができ、安心します。
―これから受験を考えている高校生に,日藝をお勧めする(としたら)一言をお願いします。
日藝は自分の学びたいことを実践的に楽しく学べる大学です。入学時から将来の夢が同じような友達が周りにいるので切磋琢磨しながら、自分の幅を広げて行けると思います。将来の夢が明確に決まっていない人でも学生生活を通じて将来やりたいことが何か見つかる大学だと思います。
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