3 月 12 日 日藝博覧会特別 イベント

みなさんは、おもろいことしたくありませんか?

どうも!
文芸学科四年、そして日藝博覧会学生実行委員長の 宮崎智弘です。

3月 12 日の日藝博覧会にて、特別イベント

《「 伊澤彩織、 阪元裕吾、 伊能昌幸スペシャルトークショー 」
&映画「グリーンバレット」イベント》

が開催されました〜!

約200 人のお客様が来場してくださいました!
司会も務めさせいていただきました。
拙い進行でしたが、会場の皆さんが温かく。本当にありがたかったです。

ここで、このイベントが実現するまでの経緯を、長くなりますがお話しさせてください。

阪元裕吾監督のことを初めて知ったのは、昨年2022 年の 2 月でした。
「ファミリー☆ウォーズ」という作品を初めて見て。不思議な中毒性にハマり、「べー。」「ぱん。」「修羅ランド」「ハングマンズ・ノット」「すじぼり」など。気付けば監督の作品を夢中で再生していました。

そんな監督と初めてお会いしたのは、2 ヶ月後の 4 月 22 日でした。
この日が全ての始まりでした。

目黒シネマという劇場で「黄龍の村」と「ベイビーわるきゅーれ」の同時上映がやっておりました。
どちらも面白すぎたのですが、「ベイビーわるきゅーれ」が特に刺さり、エンドロールを見ながら「あ、パンフレット買おう」と思いました。

館内の売店で購入すると、「今ちょうど阪元監督がいらしているので、サインしていただけますよ」と受付の方に言われ。
「うわ。これがリアルユウゴ・サカモトか!」と思いながら、
「あの、ファミリー☆ウォーズの時から観てます」と小声で伝え、早足で劇場を後にしました。

電車に乗る気にはなれず、渋谷まで歩きました。

僕はずっと小説やシナリオを書いていたので、ふと
「あ。ベイビーわるきゅーれの小説が書きたい」
道中、人波を避けながら思いました。

翌日には配信サイトで「ベビわる」を見ながら全てのセリフを書き起こしていました。

その約2 週間後。 5 月 8 日。立川で「ベイビーわるきゅーれ」のイベントがありました。
もともとこの作品は上映したのが 2021 年の 7 月です。
上映からこんなに時間が経って、このタイミングで阪元監督に会えるなんて。

「これは運命─ いや、波動だ。 」

当日。
「いま、ベイビーわるきゅーれの小説を書いているんですけど、完成したら、読んでいただけないでしょうか」
とお伝えしたところ、
「ぜひ!実は映画では入りきらなかった裏設定があって……」
「……こんなところを、良かったら小説で描いてくだされば!」
そう仰ってくださいました。

エグいなぁ。って。

いま思い返しても感じます。

その数日後、我が日本大学藝術 学部 学部長の 木村政司先生に一連のことをお話しすると、

「その好きっていう気持ちは、必ず届く。諦めるってことは途中でやめちゃうことだから。
いいかい、人生っていうのは、自分じゃ決められないんですよ。
ポジティブな言葉、『うれしい』『たのしい』『しあわせ』って言葉を言っていれば、
自然とそういう人たちが集まってきて、自分を高みに連れて行ってくれるから。
そして、好きな人が同じ時代に生きているなら、必ず会いに行くこと。応援してますよ。」

というお言葉をかけていただきました。
その2 ヶ月後。「ベイビーわるきゅーれ」の小説を書き終えました。

本当は、監督だけに読んでいただくつもりでした。
しかし、
「ぜひ二次創作小説として公開していただき、宮崎さんの今後の作家活動の肥やしにしていただければ!」
と、仰っていただきpixiv にアップしました。

ここでも。

あぁ、エグいなぁ。って。

思いました。

そして更に また数ヶ月後、 11 月 26 日。
中高が同じだったクラスメイトの結婚式に参列していました。
「めでたいなぁ」という気持ちと「同級生が結婚かぁ」という気持ちのなか、監督から連絡が来ました。

「明日暇?ミニドラマに出てくれる人を探してるんやけど」

気付いたら叫んでた。相手方の親族の視線が、痛かった。
うそ。気にならなかった。

伊能昌幸さん演じる、国岡昌幸に殺された。

YouTube:殺し屋密着チャンネル

「【殺し屋に密着】殺し屋さんのお仕事ルーティーンに密着してみた」より

https://www.youtube.com/watch?v=8Shz6hFRqGQ&t=466s

そして昨年、2022年末。

伊澤彩織さんとお会いすることができた。

伊澤さんは日本大学藝術学部映画学科の卒業生で、僕の先輩だ。
演技もできて、アクションもできて、ピアノも弾けて、写真も上手で、バイクにも乗れて。

すごいなぁ。全部僕はできない。

特に伊澤さんの書く文章が好きで。
「お金の話よりも、一緒にやりたい人に自分の夢を語ってみるのが大事」
ということを、以前書いていらして。

すごく、背中を押されました。

芸人の、ジャガモンド斉藤さん、あんこさんと!
斉藤さんの家でパシャリ!

伊澤さんも、斉藤さんも、あんこさんも。
映画や表現に携わっている方々で。お仕事について苦悩や葛藤を語りつつ、最後は夢の話をしていて。

数年後、こんな人間になっていたいなぁ。って思いました。

11月くらいから、

好きな人たち を大学に呼んで上映会をやりたい!

と思うようになりました。

「若くして活躍する人々の姿を、日藝生に見てもらいたい。もっとこの大学を盛り上げたい。
もっと もっと 、 これがきっかけになって 今年からリニューアルする日藝博覧会を盛り上げたい」

その一心で。 学校の皆さんの協力のもと、委員一丸 と なって進め てきた企画の一つが、この度のイベントでした。

前半は、阪元裕吾さん、伊能昌幸さん、伊澤彩織さんをお呼びしたトークショーでした。


阪元さんと伊能さんも、京都芸術大学映画学科の卒業生ということで、学生時代のお話がメインになりました。

阪元さん伊能さん共に、
「大学の授業ではなかなか思うように表現できず、それなら自分達で作って行こうと思うようになった」

伊澤さんは、
「途中大学をやめようと思ったが、恩師から『退学しようと思う奴は後々出世する』という言葉をいただいて頑張れた」
ということを語っていられました。隣で聞いていて、泣きそうになりました。

そして、
「長期的なことはあまり考えてこず、無理だ、ダメだの連続だったけれど、目の前のことをなんとかやり遂げてきた」
と、みなさん口を揃えて仰っていたのがとても印象に残っています。

そして映画「グリーンバレット」の上映を挟み、

後半のトークショーでは、阪元裕吾さん、伊能昌幸さん、山岡雅弥さん、
辻優衣さん(「つじ」は一点しんにょう)、 大島璃乃さん、 内藤花恋さん

が登壇してくださいました!

「グリーンバレット」上映中も、会場からは笑い声が起きていて本当に愛されている作品なんだなと感じました。
なにより、嬉しかった

またトークショーでは、「次に演じてみたい役」や「公開後の周囲の反応」などをお話ししてくださいました。

初めて聞くようなエピソードもあり、あっという間の30 分でした。
また、約一年前の撮影のことを、みなさん笑顔で振り返っているのがとても素敵でした。

出演者の方々はもちろんのこと、会場にお越しくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。
SNSを見ていても、「楽しかった!」という素敵な言葉をたくさんいただけました。

うれしい、たのしい、しあわせ。
が、いっぱい詰まった一日でした。


前半のトークショーで「幸せを感じる瞬間はなんですか?」という質問に、
伊能さんが「撮影中スタッフの人々が笑ってくれた時。周りからの反応じゃないですかね」
と、仰っていた意味がよくわかります。

大変だったことも多かったけど、やってよかったな。

本当にありがとうございました。


そして最後に、

今回のイベントポスターを作成してくれた、

デザイン学科三年の竹原加歩ちゃん!

竹原加歩

日本大学藝術学部デザイン学科三年

instagram @ kaho.ttt

《本人からのメッセージ》

趣味は写真を撮ること、喫茶店に行くこと、ドラマを観ること

写真は自分で撮ることも好きですが、被写体として参加することもあります

最近赤ワインにハマってます!美味しいワインおしえてください!

とのことです!
素敵なポスターをありがとう!
とってもカッコ良い!

長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。
また、どこかでお目にかかることがあれば幸いです!
ぜひ来年度の日藝博覧会にもお越しください!!

文責:宮崎智弘
日本大学藝術学部文芸学科四年
宮崎智弘
1998年5月11日生まれ(24歳)。東京都出身。Instagram→t511miyazaki 【活動歴】①アプリゲーム「乃木恋」・「ひなこい」シナリオライター担当 ②学研出版「続 意味がわかると鳥肌が立つ話」作品掲載 ③日本大学藝術学部文芸学科「江古田文学108号」作品掲載 ④YouTube「殺し屋密着チャンネル 第1話」ターゲット役
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