演技者としての声の表現の幅を広げよう!

映像や舞台だけでなく、俳優にはさまざまな活躍の場があります。そのなかには、海外ドラマの吹き替えやボイスドラマといった声だけでお芝居をしたり、キャラクターを表現することもあります。

映画学科演技コースの「発声」の授業では、映像における無理のない発声方法やマイク前での声の出し方を確実に身につけたうえで、高学年になると演技者としての声の表現の幅を広げるために、ナレーション、ラジオドラマ、海外ドラマの吹き替えなど、さまざまな課題による実践を行います。
これらの課題では、声だけでお芝居をしたり、キャラクターを表現したり、映像作品の意図を言葉で補ったりしていきます。
俳優のお仕事は、映像や舞台で自身の姿や表情で表現する以外にもこのように声のみで表現する場があります。
演技コースではマイク前での声の出し方の実践に加え、上記のようにさまざまな表現方法を身につけることによって、演技者としての声の表現の幅を広げることを目指していきます。

①海外ドラマの吹き替え課題の実践の様子
②原語のセリフを聞きながら、日本語のセリフを当てていきます。
映画学科
大谷 尚子
1997年日本大学芸術学部映画学科演技コース卒業。主に映像と演劇の演技の特徴、相違について俳優の視点から実践に基づき研究している。俳優のための発声方法、日本語の発音についても研究しており、言語聴覚士として、福祉施設において発声や発音、コミュニケーション指導を行っている。
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