図書館でボードゲーム?
ボードゲームはただの遊びではありません。
実は、海外ではボードゲームが書店で販売されており、ゲームが文化の保存や交流、そして居場所としての効果があると認識されています。
そのため、ゲームを所蔵し、イベントに取り入れる図書館も増えています。
そこで、日藝図書館では、学生たちがボードゲームを通じて学科間の垣根を越えて交流を深め、新たな発見や出会いを見つけるきっかけを作るため、ライブラリーカフェ「図書館でボードゲームしませんか?」を開催。
ゲームマスターはボードゲームカフェの店長で放送学科OBの篠田築さんにつとめてもらいました。
イベントでは、アクション系のドラゴン・ディエゴ、記憶力が試される「ミスターダイヤモンド」や「魔法のラビリンス」、プレイ上のマスを埋める速さを競う「ラッキーナンバー」、戦術だけでなく運要素もある「ペンギンパーティー」や「だるまあつめ」など、国内外の様々なボードゲームを楽しみました。
イベント会場は参加者たちの熱気で大変盛り上がっていました。
ゲームを通じて協力したり、推理したり、足を引っ張ったりするなど、多様なコミュニケーションを交わしながら、まるで初対面ではないかのように、打ち解けた様子が印象的でした。
ボードゲームの交流力は素晴らしいものです。
実際にゲームを遊んだ感想としては、ルールはシンプルだけれど、展開が読めなかったり、回数を重ねるごとに戦略を考えるのが楽しかったです。
ゲームが終わった後には「もう一回!」となるほど夢中になりました。
また、「他学科の学生と交流できて楽しかった」との声が多く寄せられましたが、
イベント終了後、参加者同士が楽しげに帰っている様子も見受けられ、なんだか嬉しい気持ちになりました。短時間で親しくなれたのも、ボードゲームのおかげでしょうか。
篠田さんは言います、ボードゲームは、ルールさえ覚えれば、国や言語を超えて楽しめる共通の言語のような存在だと。
ボードゲームは言語や文化の壁を越えて、誰でも楽しめる素晴らしいツールです。
ボードゲームのイベントを通じて、学科を越えた交流の場が生まれ、参加者たちは新しい視点や価値観を知ることができたのではないでしょうか。
日藝図書館では、このような参加型の企画を増やしていく予定ですので、ぜひ今後のイベントにもご参加ください。
●篠田 築(しのだ きずき)さんプロフィール
日本大学芸術学部 放送学科を2009年に卒業。
在学時は芸祭実行委員長も務めました!
2018年から江古田にてボードゲームカフェ「goonie cafe」(グーニーカフェ)を経営。
また、ゲームデザイナーや謎解き、マーダーミステリーの作家としても活動。
ボードゲームに興味がある方は、ぜひ「goonie cafe」へ!
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