伝統を受け継ぎ、創り続ける音のドラマ

日本でラジオ放送が始まったのは1925年(大正14年)のこと。
ラジオドラマはそのころから制作されている放送が生み出した芸術作品の一つです。
放送学科に設置されている7つの実習の一つ「ラジオ制作」では、長年にわたりラジオドラマの制作に重きを置き、その指導を実習の伝統として大切に受け継いでいます。
現在は実習の最終段階となる3年次にラジオドラマの制作を行っており、2年次までに修得した番組制作の基本的な考え方やノウハウを踏まえ、音のドラマの三要素である台詞・音楽・効果音に磨きをかけた作品作りを目指しています。

日藝生の感性が光る作品が聴ける!

その昔は実習で制作した作品は試聴会を終えると学科の保管庫にアーカイブされるのが常でしたが、
2013年度から学生が創作したオリジナル作品を放送学科HPに掲載し、広く一般の方にも実習作品を試聴していただけるようにしました。
年度によっては、HPに使用する作品のイメージ写真を写真学科の学生に作成してもらったり、
ドラマ内の劇伴を音楽学科の学生に作曲してもらったり、演劇学科の学生に演じてもらったりと他学科とのコラボレーションも実現してきました。
HPへアクセスし、日藝生の感性が光る作品にぜひ耳を傾けてみてください。

放送学科ウェブサイト内 ラジオドラマ 学生作品
http://www.nua-broadcast.net/radio/

放送学科
茅原 良平
1980年生。広島県出身。放送学科教授。専門領域はラジオ。担当科目は「音響制作演習」「ラジオ制作」「ラジオ史」など。2002年に日本大学芸術学部放送学科卒業。本学科の副手を経て、2008年に日本大学大学院芸術学研究科映像芸術専攻博士前期課程修了。同年に芸術学部放送学科の助教に就任し、現在に至る。
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