培った映像制作のノウハウを生かし、SNSで活躍! アンギルズ、TikTok TOHO Film Festival 2021で観客賞受賞

TikTok TOHO Film Festival 2021 のトロフィーを持ったアンギルズ代表・秦敏樹さん

映画学科卒業生を中心に結成されたアンギルズのTikTokアカウント「コワゾー@怖くてゾッとする体験型ホラー」の長編作品『日本の一番ヤバい場所』がTikTok TOHO Film Festival 2021で観客賞を受賞!

5G時代、何を作り、何を残せるのか?

アンギルズの代表兼クリエイティブプロデューサーである秦敏樹さん(映画学科出身)は語る。
「大学卒業後はCM・CGアニメ・映画・ドラマ・TV情報番組など制作スタッフとして渡り歩いてきましたが、自分がかかわってきた作品が果たして視聴者に届いているのかと疑問に思うことが多く、映像畑とは違うWEB広告の業界に進みました。その際に得た知見をもとに、これから5G時代やSociety5.0と呼ばれる高度な情報化社会に対して自分は何を作り、何を残せるのかを改めて考え、同じ疑問をもつ仲間たちとともにSNSを主戦場にした映像事業に乗り出しました」
こうしてアンギルズ合同会社が誕生し、運営するTikTokアカウント「コワゾー@怖くてゾッとする体験型ホラー」は全世界に47万人のフォロワーを獲得し、国内のTikTokアカウントのフォロワー数としては1000位以内にランクインしている。長編作品『日本の一番ヤバい場所』がTikTok TOHO Film Festival 2021で観客賞を受賞する。
その後もアンギルズは韓国発劇場用アニメーション『整形水』のTikTokコンテンツの制作・プロデュース、テレビ朝日×ABEMA共同制作『言霊荘』とのコラボレーションを果たすなど、活躍の場を広げている。
そんな秦さんに、大学時代について聞いてみた。
「3年次の課題制作(映画演出Ⅲにおける課題としての短編映画制作)が自分の中ではターニングポイントであり、今でもあの経験は良い思い出です。1~2年生でみっちり鍛えられたので、10分の短編作品に自分の作りたいものを思いっきり詰め込むことができました。人と何かを作るのは苦手でしたが、自分が考えついたアイデアに対してアドバイスをくださった先生、一緒におもしろがって作ってくれる監督コースや撮影・録音コース、演技コースの仲間のおかげで可能性が広がっていくことを体験しました。
何かが一つになっていく高揚感は忘れられない経験ですし、審査の講評で先生方にけちょんけちょんに言われたことも良い思い出です。映画は集団芸術です。決して一人ではできません。一人で作り上げた作品にも確かに素晴らしいものがありますが、やはり個別の才能を集結した作品は尊くおもしろい。誰かと何かを作り上げたという経験は、今でも仲間と共に進んでいく原動力の一つになっていると思います」
アンギルズのますますの活躍に期待したい!


(※注意:本文中の「映画演出Ⅲ」の課題は現在と多少異なります)

運営アカウントtiktok youtube
「コワゾー@怖くてゾッとする体験型ホラー」
https://www.tiktok.com/@kowazo_horror
https://www.youtube.com/channel/UCMa_PFdtKPnC6sG5_OFJ1Nw

長編作品『日本の一番ヤバい場所』
https://youtu.be/gplDESyZmGo

映画学科
清水 和貴
1979年生まれ。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。自分で脚本を書き、監督し、編集して映画を創る野望を抱きつつ映画学科に勤務中。
OTHER TAGS