漫画家ペンネーム「伝子れんぢ」版画専攻の卒業生の一人です。
大学に在学中からすでに漫画家として活躍しており、学業と漫画連載と忙しいながら二足の草鞋を履いて活動していました。
主に版種は銅版画のエッチング技法を用い作品を制作していました。
作品は自身の漫画に登場しそうなキャラクターを描き、漫画の世界観とはまた別の版画の特質を生かした作品を作っており、表現の幅を広げるものとなっていました。
漫画で描く線と、銅版画エッチングで描く線は似たものがあり、綺麗なシャープな線が魅力的な作品ができ、漫画家としてはKADOKAWA『ジーンピクシブ』にて『蟻魔君は魔法使い』の漫画連載をスタートさせました。
現在も多数作品を発表しており今後の活躍も楽しみな卒業生の一人です。
漫画家としてデビューしている美術学科の卒業生はほかにもいます。
美術学科は漫画家育成の専門的な授業はありませんが、創作をしていくうえでの基本的な描写力や発想力は美術学科で培うことができ、漫画家としての道に繋がっていくことができる役割を果たしているとも考えられます。
美術学科で学ぶことができる、さまざまな視点、素材に触れることで「漫画家」という道筋も拓けていけるのかもしれないですね。
記事一覧へ