5月26日 写真表現I(広告写真)の実習授業にて、富里市×デザイン学科×写真学科の学生コラボによる地域連携企画、 千葉県富里市のスイカ撮影が行われた。
富里市といえば何を想像するだろうか?
緑の地色に、黒の縦縞、じんわり赤い果肉・・・そう、富里スイカだ。
全国で生産量、出荷量共に全国2位という全国屈指の有名なスイカで、糖度が通常のスイカと比べて高いことが特徴だ。大玉でも約4000円、高級でおいしいスイカとも言える。
給水ポイントの水の代わりにスイカを食べて水分補給をする、スイカロードレースというイベントが催されるくらい、スイカに縁のある土地である。
そんな土地から、デザイン学科を通じて写真学科へ撮影依頼が届いた。
5月26日 写真表現Ⅰ(広告写真)の実習授業にて、富里市×デザイン学科×写真学科の学生コラボによる地域連携企画、千葉県富里市のスイカ撮影が行われた。
おいしそうに見せるために「シズル感」を感じられるカットを撮影してゆく。
「シズル感」とは広告業界では食欲や購買意欲をそそるような瑞々しい表現のことだ。
例えば、ビールのジョッキ。キンキンに冷えたジョッキが水滴を纏い、ジョッキの中には冷えたビールが程よく泡立っている。
それを見ると、暑い中喉が乾き切ったところについグイッといく感じを思い出してしまう…
そんな「おいしそう」は購買意欲に変わる。このような感情を揺さぶる表現がシズル感なのだ。
このシズル感を出すため、各チームは霧吹きを使ったり、刷毛で水を塗ってみたりと試行錯誤が続いた。
このように撮影していったものはもちろん自身で画像処理をする。単純に明度、コントラスト、ごみ取りもさることながら、色調の調整も中には行う者もいるだろう。
最終的にはデザイン学科に送り、何点か選ばれてデザインされることになる。
そして、デザインされたものは富里市の会議を経て、6月上旬にオープンした富里市観光・交流拠点施設「末廣農場」にポスター展示をされるほか、JRでのデジタルサイネージで広告として発表されたり、ポストカードとしての販売が決定している。
今後も日芸デザイン学科×日芸写真学科コラボで撮影の依頼が控えているそうだ。
広告写真の授業を受講している学生は、次は何がくるかと楽しみに待っている。
富里市デジタルサイネージ、ポスター制作に協力!
https://www.art.nihon-u.ac.jp/blog/index.php?c=topics_view&pk=1654228822
<前編>https://twitter.com/nichigei_photo/status/1531564893308076032
<後編>https://twitter.com/nichigei_photo/status/1537360833227165697
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