

日本大学芸術学部音楽学科情報音楽コースでは、高校生だけでなく一般の方へも向けて、音楽の魅力を体験できる多様なワークショップを展開しています。
これまでに三戸先生による サンバワークショップ(身体とリズムの関係を学ぶ) や駒澤先生による 新素材ワークショップ(身近な物質の音響特性に触れる)、上村先生による森林ワークショップ(木材と音の関係を学ぶ) など、素材や文化背景に着目したユニークな企画を行ってきました。
今回そのシリーズの一つとして、川上先生による 「野菜楽器ワークショップ」 を日本大学幼稚園で開催しました。身近な“野菜”が楽器に変わるというユニークな体験に、園児たちも最初からワクワクした様子で参加してくれました。

ワークショップでは、実際の人参に穴を開けて“笛”を作るという取り組みを行いました。
園児たちは興味津々で取り組み、ほとんどの子どもたちがあっという間に音を出すことができました。

ワークショップの締めくくりには、完成した“人参楽器”を手に、上村先生の歌に合わせて合唱曲「にじ」を合奏しました。自分でつくった楽器で音を奏でる楽しさと、仲間と音を合わせる喜びが広がった時間となりました。
今回の体験を通して、音の仕組みや仲間と演奏する楽しさを感じてもらえたのではないかと思います。この中からいつか情報音楽コースで学びたいと思ってくれる子が現れるかもしれません。
情報音楽コースはこれからも、地域・社会に向けて「未来をつくる音楽体験」を届けてまいります。
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