放送学科の学生実行委員会では、毎年日藝祭で様々なテレビ・ラジオの番組やCMを制作している。
参加する学生たちは日頃の授業で学んだ成果を発揮し、企画立案から完成に至るまで、
互いに協力し合って、制作の全てを自分たちで手がけている。
夏期休暇中に制作したテレビ番組の企画に、林真理子理事長にご出演いただいた。
この番組を企画した放送学科2年生の中村心に話を聞いた。
――どのような経緯で出演が実現したのか教えてください。
日藝祭で放送する『8つのプライド』という番組を企画しました。
8学科にちなんだクイズに答え、出演者が対抗戦の形式で競い合う番組です。
文芸学科のクイズを考えていた時期に、たまたま理事長が江古田にいらっしゃったんです。
その時友達が、「これは出演交渉するしかないぞ!」と後押ししてくれて、
企画書とカメラを握りしめて出演のお願いを直談判したんです。
そうしたら、「秘書を通して、後日理事長室までいらしてください」とおっしゃってくれて、
正式にアポをとって、日大本部で打ち合わせ、ロケハン、撮影をさせてもらいました。
学生からするとそれまで理事長は遠い存在でしたが、身近に感じることができて、本当に嬉しかったです。
――撮影にあたって意識したことはありますか。
最初は理事長室で撮影する予定だったんですけど、富士山の壁絵がある部屋があって、
それがとても綺麗だったので、お願いして、その部屋で撮影させてもらいました。
インタビューで質問する内容や順番については、メンバーで話し合いを重ねて準備しました。
なかでも、林理事長はこれから日本大学をどう変えていきたいのか、
個人的にも絶対聞きたかったので、率直に質問させてもらいました。
こうした硬いことも聞きつつ、そもそも『8つのプライド』はバラエティ番組なので、
インタビューの後半では少し質問を変えてプライベートのことや作家、コピーライターとしてのこと、
僕たちと同じ“日芸生”だったということ、日芸祭に絡めたことなどを聞いて、バランスをとりました。
――夏休みに行ったスタジオ収録で、撮影したVTRを披露した時の反応はどうでしたか。
理事長がVTRに登場することは一切秘密にしていたこともあって、
出演者の方々の反応はとても大きくて、ウケもよかったです!
――今回の制作をふり返ってみてどうですか。
とても勉強になりました。
撮影に至るまでの準備やスタッフ間での打ち合わせ、連携の大切さをあらためて感じましたし、
今後誰かにインタビューする際は、今回の経験を生かしたいと思っています。
――今回制作した番組は今後どのようにして公開される予定ですか。
11月3、4、5日の日藝祭の期間中、いずれかの日にYouTubeで配信します。『8つのプライド』、是非ご覧ください!
(取材/茅原良平)
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