ケニア・キベラから来日した写真家/映像作家たちと交流会を開催

5/22、東京・京橋の BUG にて、ケニア・ナイロビのキベラから来日した写真家/映像作家たちとの交流会を行いました。

キベラは、ナイロビに位置するアフリカ最大級のスラム街として知られています。

今回交流したのは、鈴木麻弓ゼミおよび写真基礎3の学生5名。
来日中の写真家 サー・ジェリー/Sir.jeree さん、映像作家 ヴィン・セカニ/Vin Sekani さんによる作品解説からスタートしました。

それぞれが、キベラで起きている社会問題や日常の風景をテーマに制作しており、作品を通して、現地のリアルな暮らしや価値観について語ってくれました。

プロ写真家として活動して6年になるサー・ジェリーさんは、学生たちにこんな言葉を送ってくれました。

「撮った写真のデータは、簡単に消さないでほしい。あとから見返した時、最初に感じたことや、その瞬間にしか出会えないものが写っていることがある」

技術だけではない、“写真との向き合い方”に関する言葉に、学生たちも強く惹き込まれていました。

交流会では、学生たちも各自のポートフォリオを持参。
作品を見せながら、直接アドバイスをもらう時間もありました。

ヴィン・セカニさんは、写真を始めてまだ2年ほど。
現在は独学で映像制作にも力を入れているそうです。
学生たちの作品を熱心に見ながら、「こんな表現方法があるんだ」と刺激を受けている様子も印象的でした。

海外の写真家と、作品を通して言葉を超えて対話する——。
そんな体験ができるのも、日芸写真学科ならではの学びのひとつです。

世界のリアルな現場とつながりながら、写真について考える。
とても刺激的な交流会となりました。

写真学科
鈴木麻弓
1977年宮城県女川町生まれ。ヴィジュアルストーリーテラーとして、個人的な物語を通し、作品を生み出している。2017年『The Restoration Will』で、Photobooxグランプリ受賞(イタリア)、 2018年PHOTO ESPAÑA国際部門・年間ベスト写真集賞(スペイン)など、欧州の写真アワードで大きく評価された。主な展示に「あしたのひかり 日本の新進作家 vol.17」(東京都写真美術館 2020)などがある。手製の写真集づくり、インスタレーション展示などを得意としている。
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