在校生
2023年度デザイン学科入学
早川 ひなの
デザイン学科
総合型選抜 で受験

日本大学芸術学部へ入学された動機は?

小さい頃から絵を描くことが好きで、暇さえあれば漫画やイラストを描いていました。ただ、当時は将来の仕事として目指すのではなく、趣味の一環として楽しもうと割り切っていました。デザイン系の職業に憧れは抱いていましたが、大学は美術大学でなくてもいいかなと思っていました。しかし高校2年生の夏に美術予備校の体験に参加した際、やはり美術の夢を諦めきれないと感じ、デザイン学科のある大学の受験を考え始めました。

「日藝」という名前はよく耳にしていて、当時から気になる存在でした。オープンキャンパスに何度か足を運んでいくうちに、8学科が協力する日藝の校風にとても魅力を感じました。高校2年生の終わりから本格的に目指すようになったと思います。好きな漫画家さんが日藝出身だったことも、背中を押してくれた理由のひとつです。

弓道部での集合写真です。

総合型選抜を選んだ理由は?

日藝が第一志望だったため、1番早い時期に行われる総合型選抜を自然と志すようになりました。

エントリーシートを記入するにあたって注意した点は?

エントリーシートには本当に悩まされました。何をどう書けば正解なのかが全くわからなかったため、周りの先生方に相談する機会も多かったです。しかし折角書くのなら自分の思いを余すことなく伝えたいと感じ、思いを的確に言語化することに最も注意を払いました。得意なイラストを描いたページも作り、オリジナリティを出せるよう工夫しました。

文化祭のポスターをアクリルガッシュで制作しました。この時期に和風なデザインに興味を持ち始めました。

専門試験の内容は?また困難な点は?

エントリーシートとポートフォリオで書類審査を通過した後、学校での実技試験がありました。小論文、デッサン、プレゼンテーション(面接)の順に実施されました。プレゼンテーションに関しては事前に課題が公開され、それに対して成果物で答える形式でした。試験内容が多岐にわたるため、準備がとても大変だったことを覚えています。

総合型選抜は「自己アピール」が大事だと思いますが、どのような点に気をつかいましたか?

受験に向けて準備をしようとすればするほど何が自分の強みなのかがわからなくなり、本当に困りました。ですが、今自分が好きなことや気になっていること、入学後にやってみたいことなどを全面に押し出していくことが大事だったのかなと思います。

総合型選抜を受験しようと考えている受験生にメッセージをお願いします。

総合型選抜は他の入試に比べて自分を語ったり表現することが多いので、いろいろな人と話すことに慣れておくと良いかもしれません。自己アピールに関しては難しく考えず、自分の好きなことややりたいことに素直になることが大切かなと思います。実技試験のデッサンにつきましては、私は高校2年生の終わりから画塾に通い始めました。

部活動をまだ引退していなかったため、週に2回程授業をとり、受験対策をしていました。夏休みはドローイングと並行してポートフォリオ制作に力を入れるようになりました。美術予備校の先生方に相談できる環境はとても心強く、わからないことばかりで不安な中でも心の支えとなりました。

現在学んでいることは?

現在はグラフィックデザインを専攻しています。与えられた課題に対して自分なりのアプローチを考え、ポスターやパッケージ、雑誌などを制作しています。「自分をプロデュースする」というテーマで雑誌を制作する授業が特に楽しく、印象に残っています。

写真学科の友人に協力してもらったこともあり、やりたかったことを全力で表現することができました。先生方は面白い方ばかりです。普段からたくさん相談に乗っていただいています!

※大学のインターンについて※
インターンに関しましては、自分のやりたい職種を見つけて、調べることから始めました。実際に企業の方が授業で講義してくださることも多々あります。調べてもわからない時は、先生方や先輩方に相談に乗っていただくことが多いです。

ZINEを制作する課題で、巻物を制作しました。和紙印刷を試すことができてよかったです。

授業で制作したZINEを、校内のショーケースに展示させていただきました。

高校生のうちにやっておけば良かったなと思うことは?

「こういうデザインが好き」という感覚を少しでも持つように心掛けていればよかったと感じます。なんとなくでも、「いいな」と思ったポスターやイラストなどを探しておくと良いかもしれません。

学生生活の中で印象に残っていることをお聞かせください。

季節ごとに開催されるイベントが印象に残っています。夏に行われる七夕祭では友人と一緒に浴衣を着ました。校内で浴衣を着られる機会はなかなかないので、みんなではしゃいで楽しかったです。日藝祭では実行委員を務め、他学科の学生と交流することができました。イラスト展示やグッズ販売、プロジェクトにも参加できたため、いろいろ勉強になりました。

企画そのものを自分で考える授業も多く、写真や音楽が必要となった際は他学科の友人に協力していただくこともあります。サークルや委員会に入ることで、学科の垣根を超えて交流することができると思います。自分とは違った世界を知ることができるため、8学科が集まる強みではないかと日々感じています。

課題の企画のために島に訪れました。パソコンと向き合うことがほとんどですが、思い切って行動することも多々あります。

今まで描いたイラストを集めて、架空の少女漫画をデザインしました。

これから受験を考えている高校生に日藝をお勧めするポイントは?

いろんな人がいて楽しいです。新しい価値観と出会うことも多く、毎日刺激的です。ここでしかできない体験がたくさんあると思います!

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