学校推薦型選抜(付属高等学校等) で受験
日本大学藝術学部へ入学された動機は?
自分が芸術学部を知ったのは、高校一年生の時に行われた進路相談でした。担任の先生に自分が大学で何が学びたいか、その先の将来どんな仕事がしたいかが分からないまま「お笑い芸人が好き、テレビが好き」などの自分が好きなものを伝えたところ、芸術学部の放送学科を紹介されなんとなくで目指すようになりました。
高校三年生になり、なんとなくだったものが各学部でどのような事を学んでいるのかを調べていくうちに段々と日本大学の放送学科で学びたいという意識が強くなり受験をしました。
付属高校では入試に対してどのような指導がありましたか?
学校としてというわけではないですが、先生に質問した際に、この学部を目指したいなら何割に乗ろうなどのその学科に行った先輩たちの結果をもとにしたアドバイスや面接練習など学校推薦型選抜に特化した指導がありました。
学校推薦型選抜はどのように努力したら良いかを先生に質問したところ、「テストで点を取れる人から希望が通るようになっている。負けないように」と指導がありました。定員数に関しては3年次の選択科目の日本史が反映される割合が高いため頑張った方が良いとのアドバイスをいただきました。
高校卒業時、父親との写真
進路についてはだれか相談した人は?
高校3年時の担任の先生と友達です。
3年時の担任の先生は受験について、挑戦を勧めてくれる先生でした。保護者に相談したときには、大学進学について応援をしてくれました。
専門試験の内容は?また困難な点は?
自分が受けた専門試験は作文でした。この作文にものすごい時間をかけたのを覚えています。いわゆる『芸術』『放送』から程遠い生活をしていると思っていた当時の自分にとって、作文の中で自分を表現をすると言うのはとても登れない崖を見せられている感覚でした。最初は先生からのアドバイスで過去のお題や先生が出してくれたお題から1日1つ800文字を書き切る練習から始めました。
何度も書き続けることで、基礎的な作文のルールを覚えられるようになりました。その上で、自分のアイディアを入れられるようになり文章中で自分の感性の言葉を入れられるようになっていきました。友達や先生などの周りの人にも読んでもらうようになり、意見をもらえたことや「面白い」という言葉一つで自信を持てるようになりました。周りの助けもあり、試験本番では精神的余裕を持って挑めたと思います。
学校推薦を受験するにあたり、高校生活において気をつけていた点はありますか?
自分が意識したのは特に無いですが、悪い事をしないのが1番です。
付属推薦を受験しようと考えている受験生にメッセージをお願いします。
基礎学力到達度テストがとても大切です!他は諦めたとしても、基礎学力到達度テストだけはサボらないようにした方がいいです!入学後には、メディアについて曜日の感覚や時間帯などを意識するためにも、今までインターネットで見ていた番組などをリアルタイムで、テレビで見るようにしていきました。
現在学んでいることは?
自分は映像技術という実習を選択し、主にテレビに関する技術について学んでいます。どのような機材を使い、どのように動くかなど、見たり聞いたりでは分からない、実際に自分で動くからこそ学べるものが映像技術にはあると思います。現在は大学のある江古田という街で各班に分かれロケ番組を作るという実習を行なっています。この実習の準備段階では、どのようなテーマにするかを話し合い、どのように撮影をしたら見る人にとって優しい番組を作れるのかなど、考え学ぶことが多くあります。
ロケ撮影日には自分達だけで取材から撮影まで行わせて頂きました。現場で流れる空気感や自分たちだけで行うという緊張感がありました。これから編集とスタジオで各班の番組を使用した生情報番組を行う予定です。自分が好きな先生は二年次実習を担当してくださった村上先生です。かなりお年を召されてた方なのですが、その分の経験値が膨大で人の厚みを感じる方です。実習の技術というのは集団作業なのですが、村上先生は集団作業である事をとても大切にしていています。人ごとに話し方、関わり方などに工夫や優しさがあり、どこを取っても尊敬するところしかありません。
二年次実習後期での写真
高校生のうちにやっておけば良かったなと思うことは?
自分が後悔していることはもっと好きなこと興味のあることに時間を使っておけばよかったということです。田舎に住んでいたこともあり当時の自分にとっては、フェスやライブ好きな漫画の展示会など高校生の自分が行けるようなところではないと思っていました。
今になってあの時行っておけばよかったと思うことがほとんどです。後悔と経験では得られる経験値が違います。いつになっても時間はありますが、その時しかないことに自分自身を連れて行ってあげて欲しいと思います。
学生生活の中で印象に残っていることをお聞かせください。
元々放送への理解やカメラについての知識はあまりありませんでした。ですが、日々の授業で機材に触れるにつれて、テレビ番組の技術について気になりました。また、放送学科では、安部裕先生より目指したい進路について後押しをしてくれます。業界や社会経験があるぶん、気張って望めるように良い部分も話をしてくれます。その安部先生がきっかけで、2年生のときに報道番組のカメラアシスタントとして現場体験をしました。テレビの裏側が垣間見る良い体験でした。
一年時、日藝放送学科有志団体「藝ホウ」での活動中の写真
これから受験を考えている高校生に日藝をお勧めするポイントは?
日藝には様々な表現者がいます。お笑い芸人や俳優、歌を作る人や映像を作る人、イヌと侍とコスプレイヤー、プロの経験を持つ教授や優しい助手さん将来なにかになる人とそれを育てる人がいる環境があります。
将来が見えていなくても日藝できっとあなたなりのなにかが見つかると思います。
デザイン学科の詳細へ