在校生
2024年度映画学科入学
小林 尚平
映画学科
一般選抜N全学統一方式 で受験

日本大学藝術学部へ入学された動機は?

高校時代、元々は漠然と、語学系の大学にでも進もうかと思っていたのですが、『シン・ゴジラ』など、庵野秀明監督作品に出会い、映画表現の面白さを知り、映画作りを学びたいと強く思いました。そんな時、親が勧めてくれたのが、日藝でした。

他にも映画を学ぶことのできる学校はあり、他大学の受験も考えていました。ですが、日藝は様々な芸術分野の学科があるということで、映画学科以外の学生と関わり、受けた刺激を映画作りに活かすことができるだろうというのも、日藝を志望した理由です。また、映画制作を高校時代にしていたこともあり、将来的に業界へ足を踏み入れるのならば、大学に入学することが良いと考えた上でも日藝への入学を決めました。

実技試験のない、日本大学統一の入学者選抜方式を選んだ理由は?

私は、現役時代に日藝映画学科を受験し、一度落ちています。そして一年浪人した末に合格したのですが、現役時代、うまくいかなかったなと思ったのが小論文と面接でした。今思い返せば、受け答えのみだけでなく、話を広げるように面接を受けることができればよかったなと思います。

ですが、全学統一方式であれば、学科試験だけなので、「一年間勉強さえすれば入れる!」と全学統一方式を狙って必死に勉強していました。もちろん、小論文と面接の対策もしてはいました。

撮影実習時の写真

N全学統一方式の併願制度を利用して、併願した学部は?

ありません。日藝映画学科監督コースの単願でした。

実技試験が課されないことで、受験対策などでメリットはありましたか?

面接や小論文、エントリーシートなど、他の事に意識を向けずに、基本的には国語、英語、地理の三教科の勉強に集中すればよく、やることがシンプルなので、がむしゃらに突き進むことができたのがよかったです

実技試験が無いことで入学後の不安などは?また実際に入ってみてどうでしたか?

漠然とやる気と自信だけはあったので、特に入学前に不安に思うことはありませんでした。実際、入学してみても、どのように映画が作られていくのか、など丁寧に教えていただき、企画や実習をする際も、先生や友達と相談し、アイデアを得ながら進めることができるので、特に大きく躓くこともなく、制作や実習を進めることができました。

実技試験の課されないN全学統一方式で、芸術学部を受験しようと考えている受験生にメッセージをお願いします。

小論文や面接が苦手な人は、全学統一方式で学科だけで勝負するという、選択肢の一つとしてオススメします。しかし募集人数も少ないので、赤本で国語や英語の傾向を読み取り、共通テストの地理科目を10年分くらい買い込み対策をしました。繰り返し練習しましょう!

現在学んでいることは?

現在は、監督コースと撮影・録音コース合同で、実践的な映画撮影の実習をしています。映画における様々な表現はどのように作られているのか、どのような手法が有用なのか、実際に仲間たちとやってみることで、みるみる理解を深めていけるのがとても楽しいです。

また、現場でのワークフロー、実践的な動きも学ぶことができるので、今後の自主制作や、プロの現場に出たときに役立てることができるだろうと、ワクワクしています。

また、映画学科という枠を超えて8学科あるということの面白さを、外国語の授業で感じられました。自分は外国人講師が担当しているクラスの授業を履修していて、そのクラスは学科の枠を超えた履修となっており、放送学科、演劇学科、写真学科など映画学科以外の学生が履修し、かつ留学生もいるため英語の技術を吸収できます。履修をしていた音楽学科の学生から劇伴の話を聞いたり、自分の所属している学科の学びにプラスできるような話がありました。また、同じGクラスを履修していた他の学生をきっかけに国際交流イベントを行うなど、また違った刺激を受けています。

高校時代、文化祭の前日に軽音ライブのサウンドチェックをしている際の写真

高校生のうちにやっておけば良かったなと思うことは?

映画やアニメなどをたくさん観ることです。入学してみると、友人たちはみんな映画の知識量がものすごく、その経験から溢れ出てくるアイデアも豊富です。

一方、私はこの道を目指してまだ日が浅いこともあり、観てきた映画やアニメの数は周りと比べて大きく劣ります。そこから生まれてくるアイデアも乏しいものです。なので、今は日々様々な作品を摂取しようと努力しているのですが、高校の頃からそれができていたらどんなによかったかなと、思っています。

学生生活の中で印象に残っていることをお聞かせください。

仲間たちとの自主制作です。私は、高校時代に一本映画を作った経験がありますが、それが私自身初めての映画作りでもあり、他に映画に詳しい仲間もいない状態で、自分が監督、撮影、助監督、編集、音楽を務めるといった大変な制作でした。それ故になかなかクオリティの良いものができず、悶々としていました。

しかし日藝の仲間との自主制作は、みんなの情熱も凄まじく、各々の専門分野に応じた役割を持って取り組むことができるため、できることが格段に広がり、クオリティも高校時代と比べ格段に良いものが作れるようになりました。この感動はとても大きいものです。また、自分は日藝特撮部(サークル)に所属しています。

サークルでは、特撮を扱うため文芸学科や演劇学科、更にコスチュームの造形があるため美術学科やデザイン学科の学生が所属しています。特撮部では一緒にプロジェクトを行う上で、造形の技術的な部分の知識を学びながら取り組んでいます。

自主制作映画を監督している自分(写真右端)

これから受験を考えている高校生に日藝をお勧めするポイントは?

日藝は、様々な刺激で溢れています。そしてそこからよく考え、よく作り、よく苦しみ、よく楽しむことができる場です。ともに楽しみましょう!

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