学校推薦型選抜(付属高等学校等) で受験
日本大学芸術学部へ入学された動機は?
小学生の時から絵の教室には通っていたもののデザインについての経験は大して無かったので、基礎をしっかり教わりそこから自分に合った方向性を見つけていけるカリキュラムに魅力を感じました。付属高校に所属していましたが両親より視野を広げたほうが良いとアドバイスがあり、他の美術系大学も見学に行き視野にいれていました。
ですが、高校1年生の時に訪れた日芸祭で在校生の方々がとてもフレンドリーで、話しかけたくても躊躇していた自分にも気さくに話しかけてくださったのがとても嬉しくて心に残ったので志望しました。
付属高校では入試に対してどのような指導がありましたか?
資料室に通って過去の受験記録を調べてみたり、担任の先生を経由して日藝を卒業した美術の先生に話を通してもらいました。美術の先生には作品を見てもらいアドバイスを頂いたり、持参作品や面接の練習にも付き合って頂きました。
進路についてはだれに相談しましたか。
両親や担任の先生、友達、画塾の先生に相談をしていました。特に両親には昔から美術系の進路に興味を持っていると話していたので、画塾探しや送迎など沢山のサポートをしてもらいました。
専門試験の内容は?また困難な点は?
試験室の机に置かれたモチーフを制限時間内に描き終えるデッサンの試験でした。構図やデッサンの技術について考えながら、時間が長いからこそどこにどれだけ時間をかけるかという時間配分も考えなければならない点がとても難しかったです。デッサンについては、高校3年の最後の基礎学力試験が終わってから本格的に画塾へ行き、デッサン試験の対策をしました。
面接では持参作品5点が必要でした。私はお菓子のパッケージが好きだったということもあり、自分で自発的に考えて作ったお菓子のパッケージデザインを他のものと合わせて持っていきました。
また、面接試験では予め考えたことを話すというようなものでなく、会話をして深堀りしてもらうような面接だったと記憶しています。そのため、緊張しましたが面接教員の方が優しくて楽しく望むことができました。
学校推薦を受験するにあたり、高校生活において気をつけていた点はありますか?
勉強面では基礎学力選抜を志望していたため、基礎学力テストに向けてとにかく基礎固めをしていました。生活面では、規則の厳しい部活に入っていたためその部則を必死に守って生活していました。
健康面では、受験日当日に体調を崩さないように乳酸菌ヨーグルトを日々飲んで備えました。
付属推薦を受験しようと考えている受験生にメッセージをお願いします。
試験に向けて沢山描いて技術を学んで、当日は不安を感じてガチガチになるより、自分の練習の成果を見てもらえるぞくらいの感覚で行けば自分の力を出し切れると思います。
現在学んでいることは?
現在はグラフィックデザインという分野を学んでいます。グラフィックデザインと言っても平面上だけに留まらず色々な表現方法を使って制作をするので毎授業沢山の発見があって面白いです。特に、森 香織先生のグラフィックデザインVという授業では紙の表現方法について沢山学ぶことが出来て楽しかったです。
高校生のうちにやっておけば良かったなと思うことは?
高校生の時は美術館や展覧会に行ってもこの作品の雰囲気好きだなくらいにしか思っていませんでしたが、最近は表現方法や説明文の書き方など制作面について重点的に見ていて、それがとても良い勉強になっていると感じるので高校生の時からもっと色々な視点で作品を見ていれば良かったなと思います。もし、やりたいことがわかっていて、何をやったらいいかわからない人がいたら職業(ゴール)を逆算するといいと思います。
学生生活の中で印象に残っていることをお聞かせください。
日芸祭実行委員で装飾部として参加しました。日芸祭は5~6箇所を一括で装飾するなど大変なことも沢山ありましたが良い先輩との関わりなどもあり、最後の日には大きな達成感を得ることが出来て印象に残っています。
ヨーロッパ研修旅行で過ごした2週間もスペイン・バルセロナのグエル公園にあるトカゲやフランス・パリのルーブル美術館のモナリザが印象的でした。また、ミュージカルが好きなので物語の舞台になることが多いベルサイユ宮殿をこの目で見ることが出来たこともとても印象的でした。
これから受験を考えている高校生に日藝をお勧めするポイントは?
個性豊かな人が沢山いるので、きっと良い刺激を貰えて成長出来る毎日になります!
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