撮影:下沢真梨子 (写真学科)

在校生
2021年度放送学科入学
住谷陸
放送学科/映像技術・アナウンス分野
総合型選抜 で受験

日本大学藝術学部へ入学された動機は?

物心ついた時からテレビ放送や映像に関心を持っていた私にとって、日藝には映像表現・音声表現の両方で他にない唯一無二の学習環境が整っており、そこで学びたいと考えたことが一番の動機です。
また、高校時代に地元のNHKアナウンサーの方と交流する機会があり、生放送の現場を見せていただくことがありました。その経験も日藝を志す一つのきっかけとなっています。

小学生の頃の自分と今の自分

総合型選抜を選んだ理由は?

日藝に入ることのできるチャンスが増えると考えたからです。
もちろん総合型選抜で合格できるという保証はないわけで、外国語等の勉強と並行しながら総合型の準備を進めることにリスクも感じていましたが、どうしても入学したいという強い思いで総合型を選びました。

エントリーシートを記入するにあたって注意した点は?

日藝に入りたいと漠然と考えていても、それを伝わる言葉にすることは簡単なことではありません。「なぜ日藝を選ぶのか」「日藝で何を学びたいのか」など自分と正直に向き合って一つ一つ丁寧に言葉にしていく作業が重要だと考えています。

専門試験の内容は?また困難な点は?

専門試験は小論文、面接、カメラテスト(自分についてのスピーチ・原稿読み)でした。小論文では例年社会課題に対する考えを問われる傾向があったため、対策として日々のニュース(テレビ・新聞・ラジオ)を見聞きして関連する書籍を読み、それに対する自分の考えをまとめていきました。また擬似設問を考えて、何度も小論文を書いていきました。

面接では、一部ネット上で「日藝は圧迫面接だ」という文言を複数見たため、何を聞かれても自分の意見とその理由をセットで返せるようにしました。またその理由についてどの角度から突っ込まれたとしても対応できるように、「なぜ」を突き詰めてさらに考えを深めていきました。当日は面接官と会話しているような状態でリラックスして臨むことができました。圧迫面接ではありませんでした。

総合型選抜は「自己アピール」が大事だと思いますが、どのような点に気をつかいましたか?

自己アピールをするためには「自分を知る」必要があると考え、自分がこれまでどのように生きてきたのか(何が好きで、どんな人と関わり、どんな経験をしてきたのかなど)を書き出していきました。そのことによって自分の強みや思考が明確に見えてくるようになり、自己アピールポイントを見つけることにつながりました。また、自分を深く知ることによって日藝を志望した原点を見つけることもできました。

総合型選抜を受験しようと考えている受験生にメッセージをお願いします。

総合型選抜を受験する皆さんは、一般試験の勉強と並行して対策を行わなければならないため、その分不安も大きいと思います。私の場合、周囲で日藝を受験した人が一人もいなかったため、情報もなく、どう対策をしていけば良いのか分からないまま手探りで進む状況が続きました。しかし、ES・小論文・面接など指定された試験に対して一つ一つ着実に対策を行なっていった結果、合格につながったと考えています。まずは焦らずに目の前の対策を続けていくことが大切です。

また、日藝だからと言って構える必要はありません。カッコつけず、等身大のありのままの自分を表現してみてください。

現在学んでいることは?

「映像技術Ⅲ」の授業では映像や照明、音響の目線から、その番組がどうやったら「おもしろくなるか」を常に考えながら学びを深めています。例えば、Live Uを使用し、江古田の街中と大学のスタジオを繋ぐ生中継番組の制作や、練馬区で猛暑日を観測した日には外で猛暑中継を行うなど、予定調和ではない実習に楽しさを感じながらも、緊張感を持って取り組んでいます。

「アナウンスⅢ」では、ニュースにCM、ナレーション、プレゼンテーション、朗読、落語まで幅広い音声表現を学んでいます。また、自分たちで番組企画や構成台本、流す音楽やジングルを考え、15分のラジオトーク番組を制作する回では、話すだけでなく、制作者としての目線も学ぶことができました。

映像技術Ⅲ 中継班の仲間たち

日藝放送学科が誇る中継車

高校生のうちにやっておけば良かったなと思うことは?

自分がその時やりたいことに対して、正直に全力で取り組めば良いと考えます。私は高校時代、吹奏楽部の活動に全力で取り組んでいました。部長として部活の運営を考えたり、演奏会の構成を考えたりした経験が結果として総合型選抜での自己アピールに繋がりました。

小学校3年生から続けているホルン

学生生活の中で印象に残っていることをお聞かせください。

学部の新入生歓迎式典で司会を務めたことは非常に得難い経験だったと感じています。1000人近くの新入生を前に話すという初めての経験に心躍ると同時に、自分の言葉で「伝える」ことの難しさを感じ、司会の奥深さを知ることができました。

また、「連携型プロジェクト」という授業も印象に残っています。日藝8学科から集結したメンバーと共に社会課題の解決に取り組む内容で、現在は千葉県の富里市と連携して市のPR映像を制作しているところです。各学科の強みを結集して、今までにないアイデアが生まれる瞬間がとても刺激的で大きな経験となっています。

新入生歓迎式で司会を務めた

富里市内で行われたロードレース大会の取材

これから受験を考えている高校生に日藝をお勧めするポイントは?

想像のできないほど楽しい学びの環境が日藝であなたを待っています。
みなさんと江古田で会えることを楽しみにしています!

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