在校生
2020年度演劇学科入学
長尾唯愛
演劇学科/舞台美術コース照明専攻
学校推薦型選抜(公募制) で受験

日本大学藝術学部へ入学された動機は?

高校生の頃から趣味で舞台鑑賞をしており、やがて舞台照明を仕事にして生きてゆきたいと思うようになりました。演劇系の専攻がある大学や専門学校を調べていく中で、舞台演劇を創造するにあたって必要な実践的な技術だけでなく、演劇の歴史や理論までもを学ぶことができる日本大学芸術学部への進学を強く志すようになりました。

写真部所属時に東京芸術劇場で行われていた高校生の写真部の大会で賞を取った際の写真 

学校推薦型選抜を選んだ理由は?

なんとしてでも日藝の演劇学科に入学したかったため、自分が受験可能な入試(総合型選抜、学校推薦型、一般選抜)は全て受験するつもりでいました。一番初めに行われた総合型選抜では不合格になってしまい、その次に行われた学校推薦型で合格をいただきました。

進路についてはだれか相談した人は?

演劇学科という珍しい学科であるため、両親とは非常によく話し合いをしました。また学校推薦型選抜の試験科目にはプレゼンテーションや面接があったので、入試日が近づいてからは高校の美術科教員や当時所属していた生徒会本部の担当教員にも相談に乗ってもらいました。プレゼンテーションや面接の臨み方などのアドバイスをいただきました。

高校の生徒会活動の一貫で中国・北京にある学校と姉妹高協定を結んだ際の調印式の写真 

専門試験の内容は?また困難な点は?

実技(プレゼンテーション)は、私の年は与えられた1ページの戯曲を元に舞台空間を創造しA3サイズの用紙資料を作成し、その後試験官2名の前で数分間のプレゼンテーションを行うという内容でした。資料の作成には戯曲を読む時間を含めた時間制限があったため、効率よく端的に相手へ伝わるよう自分のアイデアをまとめることに苦労しました。

学校推薦を受験するにあたり、高校生活において気をつけていた点はありますか?

授業には極力休まず出席する、提出物はきちんと出す等といった基本的なことは遵守していました。また日藝の一般選抜の筆記試験は科目が少なく、入試に使わない理系科目等の勉強を疎かにしてしまいがちですが、少なくとも高校の定期考査では平均点以上の点を取れるように授業はしっかりと真面目に受けていました。

学校推薦型選抜を受験しようと考えている受験生にメッセージをお願いします。

日々の授業を丁寧に受講し、自分のアイデアや思いを的確に相手へ伝える練習をしておくと良いと思います。また舞台を観劇した際には、どこがどうしていたので良かった等と分析したり言語化したりする癖を普段から身につけておくことで、受験本番でも焦らずに話をすることができるようになると思います。

現在学んでいることは?

上演実習ⅡAという、演出・脚本・演技・音響・美術・照明・制作など演劇学科内の様々な専攻の同級生たちが一同に会してレクリエーションや舞台演劇創作を行う授業が面白いです。受講者は良い意味で個性的な人が多く、自分では全く思いつかないような発想に出会うこともあり毎回感嘆しています。

高校生のうちにやっておけば良かったなと思うことは?

古典や歴史の勉強はやればやるほど楽しめる作品が増えるので、高校生のうちにもっと学びを深めておけば良かったなと後悔しています。また時間のあるうちに小説などの文芸作品に触れておくことで、文字情報から空間を想像する練習になっただろうなとも思います。

学生生活の中で印象に残っていることをお聞かせください。

総合実習という、演劇学科の同級生で舞台公演を行う授業は日藝演劇学科の目玉授業だと思います。本番が近付くにつれて高まっていく座組全体の緊張感と、本番を迎えられた時の充足感や楽しさはきっと一生忘れられません。小さな劇場での公演は学校外部の活動で行ったことがありましたが、大きな劇場での公演は初めてだったので良くも悪くも反省点を山ほど見つけることができ、非常に良い経験になりました。

総合実習1Bという授業で舞台照明を作っている際の舞台写真  

これから受験を考えている高校生に日藝をお勧めするポイントは?

日藝には活発的な人が多く、多種多様な発想や表現に遭遇し刺激的な日々を送れます。時に自分の発想力を他者と比べてしまって落ち込むこともありますが、そのことすらも経験や今後の発想の源となります。創作活動や演劇が大好きな人にはぴったりな大学だと思いますので、是非一度大学に足を運んでみたり演劇学科の公演を観てみてください。

中ホールの大掃除後、照明専攻の学生と教員で撮影した写真 

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