総合型選抜 で受験
日本大学芸術学部へ入学された動機は?
元々は国公立大学の教育学部を目指していましたが、音楽の道も諦めきれず、音大ではない大学で音楽を専門的に幅広く学べて教員免許も取れる大学を探し始めたのがきっかけでした。そこで受験校の候補として挙がっていた日藝のオープンャンパスに足を運んだ際、日藝のカリキュラムや先生方に興味を惹かれ、自分の将来の可能性を大いに広げてくれるのではないかと思ったため受験しました。また、各学科やコースは分かれていても同じ学部の中で様々な分野を専門とする学生と交流出来るというのは、日藝ならではの魅力だと感じたことも決め手の一つです。
総合型選抜を選んだ理由は?
受験校の方向転換をしたのが高校3年生の6月と急ではあったのですが、そのタイミングで募集があったのが総合型選抜でした。私は中学・高校時代に部活動でオーケストラに所属し、学生指揮者として演奏の指導や部活の運営に関わっていました。その活動が総合型選抜で求められる学生像と一致し、自分の音楽経験や強みが自己アピールとして活かせると感じたからです。
エントリーシートを記入するにあたって注意した点は?
自分が中高時代にどのような音楽活動をしてきたのかやその成果、経験から何を得られたのか等、そして自分が大学で学びたいことやそれに興味を持ったきっかけ等、大きく分けてこの二つを詳しく書きました。また自分が学ぶにはなぜ日藝でなければならないのかをしっかりと示すことも重要な点だと思います。
専門試験の内容は?また困難な点は?
専門試験は5分程度の楽曲の実技演奏と演奏する楽曲についての3分程度の簡単なスピーチでした。楽曲についてのスピーチは、要項には内容や発表方法などが抽象的にしか示されていなかったため正解が分からなかったのが難しい点でした。私は曲の説明と選曲理由を文章化し暗記して発表しましたが、中にはスケッチブックに絵を書いたりと工夫をしている人もいました。
総合型選抜は「自己アピール」が大事だと思いますが、どのような点に気をつかいましたか?
自分の性格や人柄、自分にしか出来ないことに自信を持ってその個性を示すことが大切だと思います。普段あまり意識していない自分について詳しく知るために、自分が周りからどう見られていて集団の中ではどのような立ち位置にいるのか等を周囲の人に聞いてみると客観的な視点からの意見をもらえるので、自分らしさがどのような場面で出ているのか具体的なエピソードを交えながら書いて伝わりやすいように工夫しました。
総合型選抜を受験しようと考えている受験生にメッセージをお願いします。
自分の得意なことや強みに自信を持って臨んでください!
現在学んでいることは?
和声やソルフェージュなどの基本的な音楽の知識から各コースの特色に沿った専門的なことまで多岐にわたって学んでいます。私は情報音楽コースなのでDAWを用いた音楽制作やレコーディング・動画編集等の技術職に関する知識を学んでいます。2年次に履修した駒澤先生のデジタルコンテンツ制作では水のCMを作るという内容で自由に素材を撮ったり、効果音付けや動画編集について詳しく教えて頂き、とても楽しく興味深い授業でした。
高校生のうちにやっておけば良かったなと思うことは?
高校生は勉強に時間を取られてしまい、実技科目や小論文を重点的に磨く時間が中々取れなかったのですが、日藝の受験には座学より自己アピールが出来る専門試験への準備の方が重要だと感じたので、無理のない範囲で日々両立することが出来ると良いと思います。
学生生活の中で印象に残っていることをお聞かせください。
私たちはコロナ禍で他学科はおろか同じコースの同級生ですら思うように交流が出来ない時期があったのですが、2年生の授業内企画で一緒にイベントを開催することが出来、みんなで何かを成し遂げることの楽しさや充実感を得られたことが印象に残っています。
これから受験を考えている高校生に日藝をお勧めするポイントは?
自分の好きなこと、やりたいことを学ぶことほど充実していて楽しいものないと思います。日藝には他の大学とは違い、個性的で感性豊かな学生たちが沢山いて、刺激のある学生生活を送れます!皆さんにお会い出来る日を楽しみにしています♪
音楽学科の詳細へ