総合型選抜 で受験
日本大学藝術学部へ入学された動機は?
高校時代はアートコースに所属しており、そこでは「油画」と「ポスター」を半分の割合で学んでいました。そこで版画の授業を受けた折に,大変楽しかったことから、高校の先生へ相談したところ、「日藝には版画専攻があって良いよ!」と教えてもらいました。これがきっかけで先輩に誘われて「日芸祭」や「五美大展」を訪れ、学生の個性が際立ち、主体性が伝わってくる作品が多かった日藝に入学したいと感じました。
総合型選抜を選んだ理由は?
自分の長所である「最後まで作品に責任を持つ姿勢や作りたい作品をとことん突き詰める姿勢」を直接お伝えできる受験方法に魅力を感じたからです。
エントリーシートを記入するにあたって注意した点は?
高校の時に「版画を極めたい!」と思ったその動機や心持ちを、「大学でやりたいこと」として明確に示し、自分の長所をしっかりと書くことに注意しました。
専門試験の内容は?また困難な点は?
デッサンの試験がありました。私は高校時代は夏期授業などで3日間かけて作品を描く経験をしていたこともあり、専門試験の短い時間で描きあげなければならなかった点は,とても苦労しました。そのため、しっかりと描く部分とすこし力を抜く部分などを工夫しました。
総合型選抜は「自己アピール」が大事だと思いますが、どのような点に気をつかいましたか?
高校でどのような授業を受け、そこから自分がなにを学んだのかをアピールできるように普段からポートフォリオを作成していました。高校時代は日常的な習慣として、創作活動中に気づいた感覚を「メモアプリ」に記録していました。こうした気づきの蓄積は大切だと感じます。
総合型選抜を受験しようと考えている受験生にメッセージをお願いします。
総合型選抜は自分の長所を最大限アピールできると思っています。自分の特徴、頑張りたいことを知っておくと良いと思います。また、自分では中々気づけないことも、周囲の友達や先生方の様々なアドバイスに耳を傾けることで、自身の気づきに結びつけました。
現在学んでいることは?
版画の実技、美術史などの講義を受けています。日本大学芸術学部には美術以外の授業もあるので、自分の視野を広げることができとても楽しいです。またデザイン学科の「デザイン論」ではデザインと絵画の違いを学んだり、演劇学科の先生が教えている「日本の芸能史」では、お祭りのお面の色彩について学べたり、自学科の科目以外でも創作活動に役立つ科目が沢山あります。
高校生のうちにやっておけば良かったなと思うことは?
強いて感じたのは、私の場合は1年次の「美術作品研究」や「美術史概論」で登場する著名な画家や専門家を余り知らなかったので、もし知っていればさらに深く学べたかなと感じました。勿論、知らなくても先生方は丁寧に教えてくださいます。
学生生活の中で印象に残っていることをお聞かせください。
他の学科の学生と授業などを通じて友達になれたことがとても印象に残っています。他学科の学生から違った意見を聞くことができるので作品のアイデアもたくさん浮かびます。エピソードとして1年時に履修した体育実技では、様々な学科の学生が一緒に履修するため、ここで他学科の学生と仲良くなったことがきっかけで、演劇のポスター制作をお願いされたりしています。
これから受験を考えている高校生に日藝をお勧めするポイントは?
日本大学芸術学部は他学科と交流できることが最大の特徴だと思っています。また、同じ学科、コースの学生ともたくさん交流することができます。高校の頃の自分とはまた違った自分になることができ、毎日がとても楽しいです。日藝では「自分以外の周囲からの影響を受けて変わることの連続」です。レベルの高い仲間とお互い切磋琢磨することで、お互い日々高めあっていけている実感があります。
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