白壁里沙子- 卒業生インタビュー

誰かに支えられているからこそ誰かの役に立てる。
そんな繋がりの大切さを
教えてくれたのは日藝でした。

白壁 里沙子

アナウンサーを目指したきっかけは地元テレビ局のアナウンサー体験。幼少期の漠然とした興味は大学生時代には目標に。

小さい頃から芸能やテレビに興味があり、大きくなったらテレビに関わる仕事がしたいという漠然とした夢は持っていました。

興味を持ち始めたのは小学生の頃からで、地元の山梨放送という放送局で「アナウンサー体験」というイベントへ参加したことがきっかけでした。実際に勤めているアナウンサーの方が間近で教えてくださる時間があり、子どもながらに「楽しいな」とか、「素敵なお姉さんだな」といった印象が強くあり、テレビの仕事が好きだなと感じました。

また、中高生の時に打ち込んだ部活の様子を取材・放送してもらえたことが嬉しくて「アナウンサーっていいな」と強く思いました。あとは、小さい頃から父親に「アナウンサーっていいよね」と言われていたのを真に受けたという面もあります。中学生の時も、高校生の時も「アナウンサーいいんじゃない、アナウンサーいいんじゃない」と言われ続け、いつの間にか目指していたというところも正直あります。

大学を選ぶ時にはテレビの仕事がしたいと思っていたので、メディアについて学べる大学をいくつか受験しました。中でも、日藝は座学だけではない実習を交えた授業が豊富で、そこに大きな魅力を感じました。また、実際にテレビ業界で活躍している先輩が多くいたのも惹かれるポイントでした。

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大学3年の春祭 ラジオの公開生放送

アナウンサーになる事を決めていたからこそ、番組制作実習でいろんなスタッフを経験。これが今の仕事に繋がっています。

当時、放送学科には「テレビ制作」「ラジオ制作」「映像技術」「音響技術」「CM」の5つの専攻があり、私は「映像技術」を専攻していました。テレビ放送における、カメラマンや音声、照明の仕事を学ぶものです。

実習ではディレクターやカメラマン、音声、照明など役割を分担して、情報番組や音楽番組などを作っていました。夏休みには、千葉県の館山に泊まり込んでドラマを作る合宿もありました。機材の扱い方はもちろん、こうやってマイクを持てば音がきれいに録れるんだななど出役を目指す上で知っていると役立つこともたくさん学びました。スタッフが思っていることをくみ取る力はこの経験で養われた気がします。

「アナウンス実習」という、元アナウンサーの先生から直接指導を受けられる授業は印象に残っています。発声練習や早口言葉といった、基本的なこともするのですが、自分が選んだテーマでプレゼンテーションをするという実践的な内容もありました。新聞からネタを選び、それを模造紙に書き、感じたことをみんなの前で伝える練習でした。また、実際に放送したドキュメンタリーのナレーションを消して自分でナレーションのアテレコをする実習もありました。その他、アルバイトとして日本テレビのイベントコンパニオンの仕事にも力を入れていました。

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テレビはみんなで作るものという意識。
身をもって学べたのは日藝の授業でした。

番組を作る実習を経験したおかげで、収録を始めるまでにどれだけの時間がかかっているのか、身をもって体験できたので、さまざまな人たちがいてこそのアナウンサーという職業だという意識は常に持っています。

日藝の授業では、テレビを支える人たちの仕事について多くを学びました。これだけたくさんの人が関わり、準備にこれだけの時間がかかっている、こういう思いがある、などを知れたことで、アナウンサーとして放送にどう向き合うべきか、大事にするべき姿勢を学べた気がします。
「テレビはみんなで作るもの」という意識は、大学の授業で身をもって学んだという感じですね。

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アナウンサーのやりがいは誰かの役に立てたと感じる時。
「私も行ってみたいと思いました」は最高の言葉です。

誰かの役に立てたと感じる時にやりがいを感じます。番組を見た人から「よく分かった」「私も行ってみたいと思った」などと言っていただける時は特に思います。

私が「絶対にアナウンサーになりたい!」という夢を持った大学時代、当時はサッカーがすごく好きで、あるサッカー番組で女性アナウンサーが初心者にも分かりやすく、楽しく伝えていたことで私もサッカーの魅力に引き込まれていきました。誰かにこれまで知らなかった楽しい世界を覗いてもらえるきっかけを与えられるようなアナウンサーになれたらいいなと思っていたことが、自分も少しずつできるようになっていきました。

また、普段は行けないようなところに行けたり、あまり会う機会がない人に会えたりもするので、これまで知らなかった世界を学ぶ機会が多くあり、人間的にも成長できる仕事だなと思っています。いろいろな現場でたくさんの日藝出身の先輩や後輩にもお会いするので、なんとも頼もしい気持ちですね。

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ヘリリポート

(※職業・勤務先は、取材当時のものです)

白壁里沙子 プロフィール
白壁 里沙子 しらかべ りさこ
放送学科 映像技術専攻 2017年卒 30歳
株式会社宮城テレビ放送 アナウンサー

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